学習したこと倉庫〜Linux関連を中心に

忘れてしまうことが多くなってきたので、学んだことを整理して記録しておかないと!と自らを戒めるためのブログです

Windows Terminal + WSL + GWSL で Linux : Part 2

X window 起動

X window 起動

 

今回の目標

  • WSL Debian にいろいろインストールしましょう〜
    内容:
    1. コンパイル環境を整える
    2. 最新バージョンのPythonをソースからインストールする
    3. 最新バージョンのRubyをソースからインストールする

次回以降の目標

  • GWSL を入れて X Window を立ち上げよう!
  • WSL を複製して、WSL2 にコンバートしよう!

あと、番外編として

というのも計画中です。期待してお待ちいただけたらと思います。

 

目次: 

 

WSL Debian にいろいろインストールしましょう〜

今回インストールするのは

  1. Git
  2. ソースをダウンロードしたり、コンパイルしたりするのに必要なライブラリ
  3. エディタは、Emacs
  4. PythonRubyなどのバージョン管理ツールとしてanyenv

インストールしながらPythonRubyを使える環境を作っていくのが目的です。

インストール作業

Git のインストール
sudo apt install git
CURL のインストール
sudo apt install curl
コンパイル関連のインストール
sudo apt install build-essential
sudo apt install zlib1g-dev libssl-dev libreadline-dev libsqlite3-dev libbz2-dev libncurses5-dev libgdbm-dev liblzma-dev tk-dev zlibc
 
エディターはEmacsを使うことにします(こちらは皆さんのお好みで大丈夫です)。
sudo apt install emacs

では、anyenvをインストールしてPythonのバージョン管理をすることにします。ユーザー環境にインストールして、システム全体に影響が出ないようにしたいと思います。

anyenvのインストール

自分のホームディレクトリで作業します(Linux側ターミナルを起動した直後はWindowsのホームディレクトリになっているのでLinux側へ移動します)。

cd

~/.anyenv にGitでcloneします。

~/.profile を編集して最後に次を書き込みます。

emacs .profile

##### anyenv

export PATH="$HOME/.anyenv/bin:$PATH"

eval "$(anyenv init -)"

  

.profileの変更を反映させるために、一度ターミナルを「exit」して再度Linux側ターミナルを開きます。

 

初めにanyenvの初期化を行います。その結果次のことが行われます。

  • ~/.config/anyenv/anyenv-install/ に〇〇envの情報がクローンされる。
  • コマンドは ~/.anyenv/libexec/ にインストールされる。
anyenv install --init

Pythonをインストール

手順は

  1. pyenvのインストール
  2. Python最新版のインストール
  3. インストールしたPythonを global で使うように指定する

となります。

 

pyenvのインストール

anyenvでどんな 〇〇env がインストールできるのかリストアップしてみましょう。

anyenv install --list

anyenv インストールリスト

anyenv インストールリスト

いろいろな言語をバージョン管理できます。では、pyenvをインストールします。

anyenv install pyenv

pyenv は「 ~/.anyenv/envs/」にインストールされます。

 

Pythonのインストール

Python のインストールできるバージョンを見てみます。コマンドの使い方はanyenvと同じ感じです。

pyenv install --list

pyenv インストールリスト

pyenv インストールリスト

画面がザーッと流れたので、上の方へスクロールして表示を探します。

バージョン3.9.0をインストールします。

pyenv install 3.9.0

 

ソースをダウンロードしてコンパイルするので少し時間がかかります。終わるまで休憩しましょう。

インストールが終われば、globalに指定して完了です。

pyenv global 3.9.0

バージョンを確認してみましょう。

python --version

python バージョン確認

python バージョン確認

 Ruby をインストール

行うことはPythonの時とほぼ同じなので、コマンドだけ羅列することにします。

rbenvのインストール
anyenv install rbenv
Rubyのインストール

インストールするバージョンを決めます。rbenvでは全部のバージョンは出ないで、最新のものだけリストされるようです。

rbenv install --list

バージョンが決まったらインストールです。

rbenv install 2.7.2

globalにバージョン指定します。

rbenv global 2.7.2

 

 

以上で今回の作業は終了です。お疲れ様でした。